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エリオット波動理論では、カウントを正しく見極めることが大切です。未来の価格を予測するため、またエリオット波動パターンにどのように合致するかを確認するために波にラベルを付けます。

それでは、実際にエリオット波動理論を使った取引を見ていきましょう。

シナリオ1：

波動カウントを始めるとします。価格は底を打ち、新たな上昇を始めたように見えました。
エリオット波動理論の知識を使って、この上昇を第1波、フィボナッチリトレースメントを第2波とします。

最適なエントリーポイントを見つけるためには、前回のレッスンを復習する必要があります。

- 3つの原則その2：第2波は第1波の始値を超えることはない
- 第2波と第4波は、フィボナッチリトレースメントレベルで跳ね返されることが多くあります。

エリオット波動理論を駆使してフィボナッチツールを利用し、価格がフィボナッチレベルにあるか確認します。価格は50％付近にあり、 非常に強いシグナルで第3波の始まりかもしれません。

賢いトレーダーであれば、ここで逆指値注文も視野に入れていると思います。
3つ原則のその2では、第2波は第1波を超えることはないと定めているため、前回の安値より下に逆指値注文を設定します。
価格が第1波を超えた場合は、波数カウントが間違っていることになります。

それでは、次に何が起きるでしょうか。

エリオット波動分析は功を奏し、大きな上昇相場を捉えました。

シナリオ2：

次は、修正波パターンに関する知識を活用してみましょう。

下降トレンドの波をカウントし始めると、ABCの修正波が横に動いていることに気付くでしょう。
これはC波が終わると、価格が新しい衝撃波を開始する可能性があることを意味します。

エリオット波動のスキルを信じて、新しい衝動波に乗ることを期待して売り注文を入れます。
波数カウントが誤っている場合に備えて、第4波の始値より2～3Pips上に逆指値注文を設定します。